古物商許可取得までの道―第二部
こんにちは!今年もだいぶ蝉の声に聞きなれてきましたね。
それでは早速!
びすこの古物商への道の第二部
「最大難関:自治会の壁を突破!使用承諾書をゲット」編を
お送りします。
前回までのあらすじ。
古物商を取得しようと思い行動するも、担当警察官との交渉に不安を感じた私は
警察とのやり取りも請け負ってくれる行政書士に許可申請を依頼。
必要書類を作成していく中で、自宅を営業所として申請するために
マンションの自治会の使用承諾を得なければならないことが判明。
自治会にお願いするが、住居以外の使用は禁止との規約があるため
自宅を営業所として使用することの許可はできないとの返事。
このままでは古物商の申請ができない!その後私が取った行動とは・・・
自治会へ再申請!
自宅を営業所として使うことを自治会としては認められないとはいえ、
私の申し出をただ却下するだけでは失礼だろうということで
担当の自治会員さんが時間を取って結果が出るまでの経緯を教えてくれました。
私としては、ただでさえ忙しい自治会の活動に
更に検討事項を加えてしまったことをお詫びし、
自治会の決定を行政書士に伝えるということでその場は終わりました。
ただ自治会員さんからの説明で、どうもしっくりこない感じを覚えていました。
この度の営業所としての使用承諾に関して、
私の認識と自治会メンバーの認識にズレがあると感じたからです。
というのは、自治会の決定は
「マンションの管理規約に住居以外の使用は禁止となっているので、
営業所利用することを自治会としてハンコを押すことはできない」
というものだったのですが、
私がそもそもお願いしていたのは「管理規約でNGなのはわかるけど、
どうしても必要なので条件付きで例外的な適用をお願いできないか」
ということだったわけです。
私が管理規約を承知している前提で、という話し合いではなかったようなのです。
そこで、もう一度担当の自治会員さんにお願いをしました。
絶対に迷惑はかけないこと、問題が万が一あったら古物商の許可は取り消すこと、
そういう約束をしたうえで例外的に自宅を営業所として認めてもらえないかと。
また、営業所の概念を理解していただくために
「実際の商行為は行わないけれど
古物台帳を保管する拠点として警察に申請する住所なんだ」
という説明も付け加えました。
自治会員さんの返答は、再検討はします、とのこと。
再びスタートラインに立てました!
ただ、次の自治会に私も出席して
これまでの経緯を私の口から自治会メンバーにお話しし
疑問点には答えてほしいとのことでした。
また、その自治会員さんから
「管理規約を上回る法律的な存在があるかどうかを
行政書士の先生に確認してほしい」と言われました。
法律的な考え方は私はさっぱりなので、「???」と思いながら
行政書士さんに伝えたところ、
区分所有法というものがあり、
住民の共同の利益に反しない限り
専用部分をどのように使ってもよいというのが原則になっているようです。
ということを今度は自治会員さんに伝えたら
「区分所有法という上位概念の存在が確認できたことで申し分ないです!」
とのお返事。さらに「?????」となりましたが、
何やら私にとって良い方向へ風が吹いているようですので、
とりあえず良かったと思うことにしました。
自治会に出席、そしてついに!!
さて、緊張しながら数日後の自治会に出席。
自治会は3週に1回行っているそうで、
この時点で私が古物商を取ろうと思ってから40日以上が経過していました。
出席した自治会では、まず自治会員さんたちの日頃のお仕事への感謝と、
私事で面倒を増やしてしまったことへのお詫びをいれ、
次いで数分ほどですが、古物商許可が必要になった経緯や
古物商としてどのようなことを行うつもりなのかをご説明しました。
その後、いくつかの質問を受け付けて、その時間は終了。
私は退出し、あとは自治会の方々に判断を委ねることになりました。
その日の晩、担当の自治会員さんから電話で連絡があり、
条件付きで営業所使用を認める結果になりました
とのことでした!!!!
ようやく勝ち取りました。これですべての申請書類がそろいます。
ついに警察へ古物商許可申請ができます。
条件付きというのは
自治会に伝えた範囲内の活動に収めること
(ネットでの取引で自宅での売買はしない)、
近隣住民に迷惑はかけないこと、
これを書面に記録しておくということです。
ひたすら自治会員さんに感謝し、
翌日自治会長さんのハンコの入った書類を受け取りました。
すぐに行政書士さんに申請書類一式を郵送、
警察署へ申請をしていただきました。
これが、古物商への道を歩み始めてから45日目のことでした。
申請は無事受理されたので、特に問題がなければ
30日から40日で許可が下りると思われるとのことでした。
またしばらく待たなければなりませんが、
これまで申請ができるかどうかと不安を抱えながら
行動してきたことを考えると、
しばしの休みのような気がしました。
その後のことは第三部に回したいと思います。
ここまでの出来事で学んだこと、やはり人とのつながりです。
マンションを営業所として申請するための使用承諾書をもらえたことは、
ひとえに担当の自治会員さんの働きです。
一度NGとなったことを、面倒くさければダメななものはダメと
突き返すこともできるだろうに、
再申請にあたっては何とか他の自治会メンバーの理解を得られるよう
あらゆる努力を払ってくださいました。
また、ずーっとお世話になっていた行政書士さんの力。
そもそも自治会に再申請をしたきっかけは、
「自治会の方々にわかってもらえるように
何度も粘り強く交渉してみてください」というアドバイスがあったからです。
また、ちょっとした質問でもすぐに返事を返してきてくれて
ある時は夜の11時に返信されたこともありました。
一人では、間違いなくここまで来ることはできませんでした。
高い依頼料を払ってまで古物商を取るべきなのかどうか、
最初は結構悩みましたがお願いして良かったと確信しています。
そして、粘っておいてよかった。
さて、次回はいよいよびすこの古物商への道の第三部
「感動!ついに古物商許可証をこの手に。。。」です。最終章^^
いやはや、短くと思いつつも今回も長くなりました。
次こそは、簡潔明瞭にと思いながらどうなるかはわかりません。
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします^^
ねばらー・びすこ
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タグ:古物商